60歳のセックス~結構結構、大いに結構~

私は思う。
常日頃から思っているのだ。
どのように思っているのかというと......
「人間の性欲は尽きることがない」
だから「60歳のセックス」とこのような文章を見ても、まったくもってごくごく普通のノーマルなことにしか思えないのだ。
60歳がセックスをしてはならぬのか?
答えはNoだ。
結構結構、大いに結構、形振り構わずしてもよい。
世間常識に構うな。
と書くといかにも世間一般的には「60歳のセックスはおかしい」ということが広まっているかのようだが、残念なことにそうなのである。
私はこれについて随分考えたが、一向に終わりが見えてこない。
考えども考えども、先には真っ暗の闇がずっと続いているようで、キリがないのだ。
しかしこのように見方を変えると、途端に答えがフッと浮かんでくる。
「何ゆえ、人はセックスをするのか」
実に単純明快、楽々の楽勝で答えが分かってしまう。
セックス、つまり生殖行為はありとあらゆる生物にとって必要不可欠であり、それに課せられた最重要課題であるから、これを行わないということは生きて行く意義の半分がなくなるといってもまったく過言ではない。
当然のことこれに年齢は関係なく、生殖機能の発達が完了し、衰えるまで......
衰えるまで? 60歳では衰えていないのかしらん。
もし衰えているとしたら?
いやいや、今一度見方を変えてみよう。
生殖行為には快感を伴うことは周知せられていると思う。
60歳になって生殖機能が凍結し、ドン底まで落ちたとしても、快感を感じるだけの機能は残っているはずである。
快感を感じるということは、体や脳髄において、少なからずポジティブな意味での刺激になるだろうから、若者も年配者も、寧ろ年配者ほど積極的にセックスをすればよいのではないか。
この2つの柱から私は「60歳のセックス」を肯定しているのである。
エッ......何だって......
生殖機能も、快感を感じる機能も衰えていたらどうするかだって......
情けないがそこまではちょっと言及できずにいる私である。